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排便障害の実態

のんさんからご紹介いただいた山名哲郎先生の
『読んだら変わる!排便障害患者さんへのアプローチ』
について感想を少し書きますね。

この本の冒頭『はじめに』
という表紙を開けてすぐのページに、
山名先生が、この本を作るにあたっての考えを書かれています。

そのなかに、
「排便障害の治療やケアは
排尿障害と比べるとまだ十分に確立されていないため
参考とする教科書などがあまりありません。」
とあります。

まさにその通りじゃないか!と思いました。
排便障害・便失禁についての情報が少ないんですよね。

肛門科から出された本を読んでも・・・・
ほとんどが痔関係とか大腸がんについてで
便失禁・肛門括約筋不全についての書かれている部分を探しても少ししか書かれていません。

また、具体的な治療方法・検査方法・薬・ケア用品の情報が少ないんです。

それをこの本には、深く説明されています。

これから肛門科で治療をする。
これから肛門科に入院する。
という方には、予備知識としてとっても役にたつ本だと言えます。

また、便失禁のページの最初に書いてある言葉が
『便失禁は外来を受診する比較的健康な人でも
その精神的な苦痛は大きく
日常生活のQOLにも大きな影響を及ぼす排便障害の症状の1つです。』
とありました。

これを読んだ時
あーーーわかってくれてる!
とうれしくなりました。

患者さんは必死なんですよね。自分のことだし。
実際毎日辛い思いをしてますから。

このように肛門科の専門の医師が
患者側の辛い思いを理解してくれていると
うれしくなります。

だれだって失禁なんてしたくないですから^^;
『便失禁』『ガス失禁』『尿失禁』
という言葉からは、冷ややかなイメージしかなく
羞恥心をかかえながら、人知れず悩まなければならない現実があります。

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見た目は健康で、まだ働き盛りの年齢(学生)で
この症状につきあう人の苦痛は大きいんです。

あっと!
落とし所がなくなってきましたが^^;

何が言いたかったかというと・・・
この本は
排便障害関係者に読んでほしい一冊だということです。
少なくとも
情報は満載です!^^

1 個のコメント

  • ホント、そうですよね!
    診察してもらっても「切実な私の気持ちが、どれだけこの先生に伝わっているんだろう・・」って思いますもん。
    自分ですら、お腹の調子の良い時は忘れてしまってるくらいだし。まして他の人から見れば「ただの他人事」でしかないのが悲しいです(;ω;)
    早く良い解決・治療法が見つかると嬉しいなぁ!!

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