前の記事で、出産による会陰裂傷の予防策と治療法の未来が開けるといいと書きました。
医学会、特に産婦人科や肛門科などが大きく問題視してくれ
早く予防と治療法が研究されることを望みます!
そんな中。。。
これも大事だよな~と私が思うことがありまして。
会陰裂傷とは、経膣分娩のときに会陰が裂けてしまうことをいいますが
その程度が
会陰裂傷1度から4度までレベルとして数値化されています。
私は肛門科で 「あなたは会陰裂傷 ○度ですよ」と言われたことはありませんでした。
言われたことがある方もいるのかもしれませんね。
会陰裂傷に対して詳しい医師なら、そこまで診断してくれるのかもしれません。
なので本当はわかりませんが
ネットなどで情報を探しまくっていたときに
会陰裂傷の程度が1度~4度まであることを知りました。
そして、肛門括約筋まで裂けてしまっている私は
『会陰裂傷3度』だと思われます。
3度からは便失禁などがあらわれます。
ちなみに4度は膣と肛門の壁が完全に裂けてしまって
出産後にすぐに腸壁まで縫わないといけなかったレベルだと思われます。
さて、私は3度だから便漏れ、ガス漏れが起こるのですが
普通は出産時に会陰部が裂けてしまっても
産科医師が縫合をして
それでつながって、問題なく治る。
という経過をたどるのですが。。。。。
その縫合がうまくいっていなかったり
裂け方がひどかったりして
産後すぐに医師によって縫合されたはずなのに
漏れが起こってしまった状態を
『陳旧性会陰裂傷』
というようです。
ようするに、縫合が完全ではなかった
もしくは裂けがひどくて縫合の技術的にどうしようもなかった
(これで大丈夫だろうと思われて終了された)
とかが原因だと思います。
そして、会陰が薄いまま治ってしまったので
筋肉もうすくて、しめる力が入らない。
縫合の技術とかも、大事ですよね。
こうなったら、肛門括約筋形成術を行って治療するしかないんですが
なかなか完全には元の状態にはもどらないんですよね。
私の体験談ですが。[E:weep]
『陳旧性会陰裂傷』でネット検索してみたら
いろいろ情報が出ていますよ。[E:pc]
私も自分が何度の裂傷を負ったのかは聞かされませんでした。
知ったのは、直腸膣ろうの疑いがあり出産した病院に行った時に、先生がPCを見て「分娩時に2度の裂傷・・」と独り言の様に言っているのを聞いた時です。
その時は「?」でしたが、ネットで調べて出て来た、
・第1度会陰裂傷・・・会陰部の皮膚のみの裂傷や膣壁粘膜表面のみのかすり傷程度の時
・第2度会陰裂傷・・・皮膚と一緒にその下の筋肉層まで裂けてしまった時
・第3度会陰裂傷・・・肛門を絞める筋肉まで到達して肛門括約筋が断裂した時
・第4度会陰裂傷・・・会陰から肛門や直腸粘膜まで裂けてしまった時
この説明にある「その下の筋肉層」って・・・括約筋!?と今になって思います。
でも先生が「便漏れはないですか?」などと聞いてくれるハズもなく。
たとえ聞いても「心配なら外科に行ってみて」がせいぜい。
私の中では「医者は謝らない」という認識があります。
括約筋形成手術を受けて4か月経ち、外見は縫合後もなじんで綺麗になりましたが、まだ一部の筋肉が硬くて動かない為、オナラは簡単に漏れます。
また、括約筋は手術で形成出来ても、肛門の※←ここが切れているのは治らないそうです。
柔らかめの便をした時に〇状ではなく雫型になるので、執刀して下さった先生に聞いたらそう言われました。
恐らく、メスを入れられない箇所なのでしょう・・・。
手術をしても完璧には治らないという理由がここにあるような気がします。
かおりさん、お仕事おつかれ様です(^-^)
久しぶりにおじゃまさせて頂いたら、こんなに重要な項目でびっくりしました。
この内容を読んでドキドキしました。
もしかして、私も縫合が良かったらこうはならなかったのではないかと。
産婦人科としても触れたくない内容なので、もしかしてこの世界自体に認識が広まっておらず、医師もあまり症状が分からなかったのではないかと思いました。
私は、けっこう幅広い人に話しています。誰にでもと言うわけではありませんし、言葉や感覚の壁があるので、話しただけではあまり理解出来ていない人もいます。
でも、もっと多くの人が理解してくれるといいし、誰もがリスクを抱えたことであると感じてほしいからです。
人としての尊厳を失ったように思う時があるけれど、
失ったわけではない。
我が家は夫が理解してくれているので、それだけで助けられます。
婦人科、肛門科、整形外科、助産師界…
そして経産婦や似た症状を抱える方々が、これまでの事例をもっと役立てていけたらと思います。
そうなんですねぇ…。
ちゃんと縫合されてなかったってことになるんですね。
私も先生から何度の裂傷とか言われてないし、他の方の状態に比べて自分はいつまでも痛みがあったので看護婦さんに伝えた所、「〇〇さんは深い所まで裂けてましたからね」と言われただけでした。
私の場合、症状が出たのが1年後だったので、もしかしたら出産直後は、見た目では切れていたのがわかりにくい状態だったのかもしれないけど、この時にきちんと縫合されていれば今まで何年間も苦しむことはなかったのかもしれないと思うと、
ちゃんと縫合しといてほしかったな
って残念な気持ちです。
それに裂傷が深かったのは事実なので「そうなる(失禁)可能性がある」
とか言ってもらえていたら、長年、なんで?と迷わずに済んだのに、とも思います。
現実、産婦人科、肛門科の先生達もわかってないのが実情かと思います。
締める運動しか指導してくれない上、怒られるんですから。(私の経験上)
私もそうでした。
こちらが聞かない限り裂傷の度合いは知らせてくれませんでしたね。
入院中は禁止されていた携帯と四六時中本当に子供のお世話をしに育児室に行っている時以外ずーっとにらめっこして仕入れた知識をぶつけてやっと3度の裂傷という言葉がでてきました。
その後の対応も今でもなんだかなあ、という感じです。
あの時病院のいう事を鵜呑みにせず必死に調べてよかったと思っています。
しかし、病院を信頼できないのは、、、ですね。